株式会社AIハヤブサ

株式会社AIハヤブサ



[お話いただきました]
代表取締役社長
村松 洋明 様

自社の強み(特徴的な技術や製品)についてお聞かせください。

当社は、公立はこだて未来大学発ベンチャーとして、AI研究の第一人者である公立はこだて未来大学 松原仁教授(現・特任教授)に経営参画していただき設立した会社でございます。 
関連会社である(株)ミラック光学と、はこだて未来大学による産学連携での研究成果として、画像解析系の人工知能検査システムである「AI ハヤブサ」を開発し、AIの社会への適用を目指しております。

画像解析に AI を利用する際、良い頭脳としての AI には良い画像データが必要で、その良いデータを取るためには良い光学系が必要になります。そこに(株)ミラック光学の光学技術が活き、常にリンクしながら開発できることが強みです。 

外観検査において、傷の検査については通常の画像処理で対応可能でしたが、色ムラの検査については人間の官能検査に近いもので通常の画像処理では誤判断が多い事にフォーカスし、ロボットアームに搭載したカメラにより色ムラや傷の判断をAIが画像解析するシステムの開発に至り、現在各種展示会に出展させていただいております。

色ムラ検査の発表は自動車業界や食品業界から大きな反響を頂きましたが、これまでの色ムラ検査が人的にペンライトで角度を変えながら色ムラの有無を確認するという非常に高い品質レベルを誇る作業である為、当社の画像解析システムが、人的作業を完全に置き換える品質レベルを目指し、日々画像解析精度の向上に努めております。

函館地域に立地したことによりどんな効果がありましたか?

函館地域では産学官の連携が充実しており、公立はこだて未来大学や函館高専との共同研究などが可能になりました。また、函館高専の先生に「ものづくり系」のベースがある学生さんが、AIのノウハウを学ぶことは、人材育成の面で非常に有効であるとお話したところ、ご賛同をいただき、学内に愛好会が立ち上がりました。
当社にも高専の卒業生が入社しておりますので、先輩として愛好会への指導に出向くなど、関係づくりを強化しております。

また、函館をはじめ、漁港での水揚げから管理・物流に至る一連の流れにAIを活用し、瞬時の魚種判別やトレーサビリティの構築など、豊かな資源を活かした事業展開にアプローチできる効果もありました。    

今後の展望について、お聞かせください。

「AIハヤブサ」を活用し、漁業の新たな仕組みづくりに挑戦しています。漁業の他にも、農業・畜産などの一次産業をはじめとした共同研究も行っています。最終的には地域資源を活用したAIの新たなビジネスモデルを確立させたいと考えています。

また平成29年には、地域未来牽引企業としての選定も受けました。大変光栄なことだと感激しつつも、将来的な地域経済への貢献を期待されての選定だと推察しており、その期待を裏切らないよう地場産業へのAI関連技術の活用など、地域未来牽引企業にふさわしい取り組みに挑戦していきたいと思っております。

今後について、課題となっている部分をお聞かせください。

AIの導入は費用対効果が事前にわからないため、導入一歩前のハードルが高いことが課題です。現在は簡易検証サービスとして、お客様が検査したい業務のOK・NGサンプルデータまたはサンプルワークを当社にお送り頂き、導入できるかを判断するための初期検証を行っています。
また、AI導入にあたり、特に初めて補助金の活用をお考えのお客様には、採択に向けたアドバイスや専門家のご紹介といった補助金活用のサポートを行うなど、導入リスクの軽減をお手伝いさせていただくことで、導入のハードルを下げる努力をしております。

※2020/2/18取材

ご紹介企業基本情報

社名
株式会社AIハヤブサ
所在地
〒041-0801 北海道函館市桔梗町379-32 函館テクノパーク内
☎︎0138-76-4659 FAX:0138-76-4659
e-mail
info@aihayabusa.co.jp
URL
http://aihayabusa.co.jp

会社概要

代表者名
代表取締役社長 村松 洋明
設立年月日
2017年3月16日
従業員数
4人(うち函館事業所4人)
資本金
500万円

主要製品・サービス

  • AI画像解析・検査システム(画像処理機能をベースにAIによる画像認識機能を加えた画像検査ソフトです。あらゆる現場に合わせてカスタマイズし、最適なシステムを提供します。)
  • AI搭載型外観検査ロボット(AI技術を搭載した多関節ロボットにより、曲面、鏡面の全方位、全角度を高精度に検査します。)

主要取引先

大手自動車メーカー、素材メーカー、食品メーカーなど

関連会社

株式会社ミラック光学