[お話いただきました]
代表取締役社長
柴田 幸彦 様
自社の強み(特徴的な技術や製品)についてお聞かせください。
当社は、業務アプリケーションの開発を得意としており、現状分析を基に業務提案するコンサルティング業務から保守まで一貫して対応いたします。
また、自社データセンターを所有しているため、お客様の業務内容に合わせ、カスタマイズしたシステムの提供が可能です。さらに、顧客管理システム[スクラム]という自社開発のクラウドサービスを有し、顧客情報を一元管理することで、接触機会や成約プロセスといった営業の流れを支援するツールを、お客様の状況に合わせカスタマイズして提案できるところも強みとなります。
実績といたしましては自動車関連会社様の仕事、特に大手自動車会社様の販売やカスタマー系の業務アプリを開発させていだいております。
現在、AI事業として取り組んでいるアノテーション業務は、運転中の動画を確認し、道路上に現れる様々な対象物にマークを付けてAIに学習させる作業です。車やガードレール、合流地点、車線など次々と現れる対象物一つ一つをマーキングします。また特殊な例として鏡面のタンクローリーや、黒いワンボックスカーと並走する際に発生する車の映り込みなど、センサーで誤認識するタイプを同じ条件で沢山選び出して、間違いを指摘するといった、非常に人的なリソースが必要な業務となっております。
函館地域へのご進出の決め手を教えてください。
当社において、新たにAI事業に参入することを目的として進出を決めました。AIのビジネスへの活用については前々から考えておりましたので、AI研究で知られる、はこだて未来大学様の近くに直接行った方が早いだろうと決心いたしました。
進出にあたり、函館市産業支援センターのインキュベーション施設をご紹介いただきましたが、利用料の設定など函館市として企業進出のハードルを下げているのは、研究開発等で何か試してみたいという企業にとっては、大変有意義な事だと思いました。
また、今後システム開発における人材不足が不可避である中、大手企業のような海外進出は一般企業には難しいことから、当社の地方拠点進出の方針として、国内で求人倍率の低いエリアを地方拠点の候補地としており、その中でも函館は、IT系の教育機関がありながらIT系企業が少ない、イコール競合が少ないという印象が強かったのも決め手のひとつです。
函館地域に立地したことによりどんな効果がありましたか?
はこだて未来大学の近くに進出したことで当社が、AIに積極的に取り組んでいるという対外的なアピールポイントになっていると思います。事実、AIに関連した仕事の依頼も受注できており大変嬉しく感じています。
今後の展望について、お聞かせください。
地元採用の人材で函館事業所を確立することを目指しています。
大手自動車会社様が開発を進める自動運転技術に用いることを目的とした、AI学習用のアノテーション業務について、まだまだ人手が足りていませんので、ぜひ函館の方でも同じ事業を展開したいと考えています。
※2020/3/9取材
ご紹介企業基本情報
- 社名
- 株式会社デジタライズ
- 所在地
- [本社] 〒465-0058 愛知県名古屋市名東区貴船2丁目102番地2
☎︎052-704-8929 FAX:052-702-8778
[函館R&Bサイト] 〒041-0801 函館市桔梗町379-21 函館産業支援センター内 - URL
- http://www.digitalize.co.jp/
会社概要
- 代表者名
- 代表取締役社長 柴田 幸彦
- 設立年月日
- 2001年3月
- 従業員数
- 30名
- 資本金
- 2,500万円
主要製品・サービス
- システム開発サービス
- クラウド アプリケーション サービス
- データセンター事業
- WEB制作
- スマートフォンアプリ開発
主要取引先
アクティス・ジャパン株式会社、有限会社アンフィニ、株式会社石田大成社、株式会社エービーシー・ジャパン、株式会社エム・エス・シー、サンケンフォーキャスト株式会社、株式会社ジェイネット、株式会社システムサポート、株式会社スマイルスケッチ、株式会社ソフトテックス、有限会社ソフトプロダクション、大興電子通信株式会社、トヨタ自動車株式会社、トヨタ情報システム愛知株式会社、豊田ハイシステム株式会社、日本インフォメーション株式会社、日本デジコム株式会社、ビーユーシージャパン株式会社、株式会社北港情報サービス、株式会社三重産業、株式会社箕浦不動産、株式会社ワールドテック、他 敬称略